浪人生の一年間のスケジュール
浪人生は、どのようなスケジュールやプランで過ごせば合格へと近づくことができるのか考えてみよう。
予備校生と宅浪生に分けて説明するから、それぞれの環境や立場に合わせてみてね。
予備校に通っている場合
医学部予備校などに通っている場合、午前中から予備校で勉強することになるはず。9時頃から12時過ぎくらいまでが午前中の授業だね。
お昼休憩を入れて、午後も13時あたりから17時や18時頃まで勉強に没頭。予備校には自習室が用意されているので、21〜22時くらいまではそこでその日の復習等に時間を充てるケースが多いよ。
寮などに入っていればそのまま寝るまでぶっ続けで部屋で勉強することになるけど、自宅から通っている人であれば23時や24時頃に帰宅して、次の日に備えてちょっと勉強する程度かな。
これが1日のスケジュール。年間のスケジュールに関しては、予備校にもよるけど3月は苦手科目を徹底してやることが多いかも。
ここで苦手意識を払拭しておかないと後が大変だから。特に英語・理科・数学の重要科目はここからしっかりと勉強しておくことが重要だよ。
4〜8月は志望校を意識した勉強が多くなるだろうね。志望校によって重要科目も異なってくるので、配点なども意識しながら予備校の講師とともにカリキュラムを組んで勉強していく形になるよ。
夏も終わりかけて9月に入ると2ヶ月くらいを要してセンター試験対策に着手するというイメージ。
多くの浪人生は社会に関してこのあたりから勉強しても間に合うだろうから、徐々に力を入れていく感じになるかな。もちろん英語・理科・社会も同様に勉強を継続することになるけどね。
11月に入ったらセンター試験のための勉強にほぼ特化。基礎学習も続けながら、国語や社会などもセンター用に徐々に内容を深めていって、試験科目トータルで点数の底上げができるようなカリキュラムに入っていくよ。
1月半ばでセンター試験が終わったら二次試験のための勉強へと突入。志望校の赤本を解いたり、似たような傾向を持つ大学の過去問なども解きながら、最終チェックに時間を費やすイメージだね。
医学部予備校についてはこちらで詳しく解説してます:浪人生必見!浪人生と相性のいい医学部予備校
宅浪生の場合
宅浪生の場合は予備校のスケジュールに左右されないため、自分自身で計画的に勉強していかなければならないのが難しいところ。
朝起きたら、まずはその日の学習プランを考えよう。この作業は脳を目覚めさせる効果も兼ねてるよ。9〜12時くらいを目処に基礎や得意科目など、あまり脳に負担にならないものから始めるのがおすすめかな。
午後は夜まで応用や演習、特に苦手な分野に集中したいね。勉強しまくると脳が疲れるから、お風呂に入った後は1日のスケジュールなどを見直しながら次の日の目標や大まかなプランをイメージする時間に充てるといいよ。
年間スケジュールに関してだけど、3〜8月は基礎を固めるために時間を使った方がいいかも。もちろん志望校を意識しながらだけど、この時期に基礎を固めておくと後が楽だからね。
9月に入ったらセンターを意識して演習問題で基礎の確認と問題を解く習慣を身に付けていこう。
11月あたりからは過去問を解きつつセンター対策。12月に入ったら、さらにセンター対策を強化して1月の本番に突入という感じかな。センターが終わったら、私立大学の試験や二次試験のための対策に入ろう。
年間スケジュールに関しては予備校に通っている場合とさほど大差はないけど、独学になるぶん基礎のために多くの時間を割くことと、センター対策は少し早めに始めておくことをおすすめするよ。