浪人生が医学部の面接でよく聞かれること
浪人生も医学部を受験する際には、面接であれこれ聞かれることになるよ。
面接での評価がどれだけ合否に影響するのかは大学ごとに異なるものの、重要な試験の一部であることは間違いないからしっかりと準備しておこう。
特に浪人生は対策を入念に!最後に詳しく触れるけど浪人生に対して厳しい大学もあるから、面接でよく聞かれる質問に関しては回答を用意しておくなど、徹底して準備した状態で面接に挑むことをお勧めするよ。
浪人生活について
浪人生は、医学部の面接で浪人生活についてはほぼほぼ聞かれると思っておいて間違いないかな。
実際には勉強漬けの1年になっていたとは思うけど、それだけでは伝える内容としては薄いから、もう少し具体的に答えらえるようにしておこう。
特に、「自分自身と今一度向き合った」という点についてはしっかりと伝えておくべき。
浪人してまで医学部を受験することを選んだ、その理由を考えて再度チャレンジすることにしたという明確な意志や、自問自答や葛藤などそこまでの経緯まで含めれば、少なくとも意欲は伝えられるよね。
それに加えて、例えば「苦手意識の高かった分野や基礎などを改めて一から勉強し直した」ことなども織り交ぜておきたいところ。
苦手なものから逃げない性格であることや、コツコツと大事なことを積み上げていくことができるタイプであることも伝えることができるよ。
志望動機について
浪人生の場合、志望の大学を現役時から変更することもあるかもしれないよね。
面接で志望動機について尋ねられた際に、「レベルを下げた」、「受かりやすいと思ったから」などの理由を口にするのは避けよう。
当たり前のことだけど、そんな回答じゃ大学側には何も響かないよ。
改めて様々な医学部をリサーチした結果、例えば方針や方向性、カリキュラム、時代とのマッチング、先進的な取り組みや設備、卒業生の活躍など、「その大学にしか当てはまらない魅力」を発見することができたから志望したという流れに持っていくことを心がけたいね。
同じ大学を再受験する場合にも同じような内容にはなるけど、それに加えて「やはりここ以外は考えられない」といった強い希望を伝えるといいかも。
「どうしてもこの大学で勉強したい」という気持ちが伝われば、志望動機を問われた際の回答としては十分だね。
多浪した理由
答え方が少し難しいのが、多浪してしまった理由かな。
最も意識したいのは、言い訳をしないこと。素直に自分の実力が足りなかったことを認めないと、自身を省みることができない人間だと判断されてしまうので注意しよう。
苦手な科目の、特にどの部分が克服するに至らなかったのか、それを克服するために何が必要だったのか、そのような分析を交えて浪人してしまった理由を伝えると、冷静で客観性もあると判断してもらえるかも。
「目標を高く設定しすぎた」という理由も無しではないけど、その理由を使うのは、志望校が変わっていない場合、もしくは志望大学のレベルを上げた場合のみにしておこう。
目標を下げることなく、勉強に励み自分の実力を上げた上で受験しているということも同時に伝えられるなら、この理由も十分にありだよ。
浪人生に対して厳しい医学部もあるので要注意!
大学によっては、浪人生を積極的に受け入れようとしない医学部もあるから注意しよう。
医学部を卒業し付属の大学病院などで働いてもらう際に、できるだけ若く優秀な人材で固めたいと大学側が考えることは理解できるよね。
浪人生、特に何度も浪人している多浪生は現役合格者と比べて働き出す年齢も遅ければ優秀であるとも決して言い切れない。
となると、浪人生は後回しで現役に焦点を当てて合格者を選定していくことになる。浪人生は現役生よりも国家試験の合格率も低いと考えられてるしね。
医学部の面接では浪人生に厳しい面接、いわゆる圧迫面接のようなことをするという話もちらほら。
ただし、全ての大学医学部に当てはまることではないから、この点も頭に入れておこう。こうした情報や事情もあらかじめ知っておけば対策もしやすいはず。
浪人生は気を引き締めて入念な面接対策をしてから受験に臨みたいね。